おもしろい現象として、関東では神奈川県、千葉県を除き、公立の進学校に限って、まだ男子高校、女子局校が残っています。その代表が埼玉県。ここでは東西南北の進学校男女四校がそれ。浦和高校と通称『イチジョ』で通る浦和第一女子高校、春日部高校と春日部女子高校、川越高校と川越女子高校、熊谷高校と熊谷女子高校が孤塁を守ります。栃木県では、宇都宮高校と宇都宮女子高校、群馬県の前橋高校と前橋女子高校など、いずれも創立が明治時代の伝統ある名門ですが、別学を堅持しています。男女共同参画社会の流れの中、よくぞ伝統を守り抜いているものだと感心します。また、男女共学が進学校としての校風に悪い影響を及ぼすとはまったく思いませんが、これらの高校に対する、県民の誇りの感情やOB及び地元の人々の特別な思い入れもあるのでしょう。