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古いタイプの日本のお母さん

2011年06月13日

古いタイプの日本のお母さんが「女の子は結婚してこそ幸せになれる」と娘をせっつくのは正しいと言えば正しい。どうして日本中のほとんどの人が結婚しているのかというと、それが一番生きていく上で楽で便利だからではないだろうか。楽で便利!自分で書いておいて、びっくりしてしまった。なるべくなんでも合理的にやっちゃいたい私には、楽で便利とはなんて魅惑的な言葉。楽で便利なら、そりゃもう結婚したい。私は親になったことがないので親心というものは想像でしかないのだが、それは本当に不思議なものである。自分の結婚生活が大して幸せじゃなくても、自分の子供には「平凡でいいから結婚して幸せになってほしい」と願うのだから。なにしろ、この私でさえ、年下の親しい女の子が危なっかしい男性とつきあっているのを見て「もっと真面目な男の人とつきあって普通の幸せな家庭をつくってほしい」なんて思ってしまうのだから我ながら呆れる。どうして多くの親が娘にそう望むのかと考えると、自分が結婚したことによって幸せになったかどうかより、「夫がいる」というだけで、ずいぶんと世渡りが楽だったことを自覚的にも無自覚にも感じているからだと私は思う。女の人は、いつかはおばさんになる日がくる。心が若くたって、外側はどんなに努力しても歳をとる。で、おばさんになった時に独身だと、やはり浮くのである。絶対プリクラを撮らない女の子や、絶対お化粧しないOLが人々に不思議がられて「なんで?」と尋ねられるように、結婚していないおばさんは何かの集まりの時に絶対浮く。浮こうが浮くまいがそんなことは関係ない。浮きたくないってだけで、やりたくないことをやるのは馬鹿馬鹿しい。それが正論。私はそう思う。けれどそれを心配するのが「親心」ってやつである。自分の愛する娘には、必要以上の苦労をさせたくない。世間というのは恐ろしいものである。

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