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化粧品にかぶれたりすることもある

2011年06月17日

基底細胞から誕生する娘細胞は有縁細胞から顆粒細胞へと変貌をとげ、まもなく細胞核を失って角質(ケラチン)層という固いタンパクの壁になります。その分、前からあった古い壁は皮膚からはがれて落ちていきます。これが垢です。このように、表皮は生き続けるべき組織ではありません。それどころか、「生まれた瞬間から、死に向かってつき進む」組織なのです。表皮は新しい角質層という壁を作り続ける装置です。親切のつもりで、「死ぬな、生き続けろ」なんて、たっぷりすぎる水を飲まされたら、それこそ迷惑じゃないですか。表皮の入れ替わり、つまり表皮組織の新旧交代は約28日とほとんどの書物に書かれていますが、夏の水着の日焼け跡が冬まで残ることもありますから、実際は年齢や部位にもよりますが、一ヵ月以上かかると考えるのがいいでしょう。28日という日数が一般化しているは、最初にそう書いた人がいて、それを見たほかの人がそのまま真似て書いてきたからだと思われます。体の水分が漏れたり蒸発したりしないように、壁となっているが角質層であり、角質層はまた外部から水が入らないようにする皮膚のバリアにもなっています。しかし、バリア機能は角質層だけではありません。表皮を構成する細胞の大部分である角化細胞(基底層・有縁層・顆粒層・角質層にある細胞)をまとめて「ケラチノサイト」と呼びますが、そのケラチノサイト全体の細胞群が、外へ外へと向かって押し出されることで、水などの異物(胃腸による消化を経ずに体内に入る物質)が皮膚に浸透するのを阻止しています。角質層も密で固い壁でバリアになっていますが、化学物質に対しては、これを結合して角質層にとどめることによって、それ以上の侵入を防いでいます。基底細胞(真皮との間には薄い基底膜もある)もバリアの一つとされることもありますから、実際は表皮つまり基底層とケラチノサイト全体が皮膚のバリア機能を果たしていると考えるべきです。以上のことを踏まえて、表皮のバリア機能を考えると、(1)新鮮な角質層の形成、(2)基底細胞の娘細胞を産む速度、この2点が重要であることがおわかりいただけるかと思います。この2つが阻害されると、皮膚のバリア機能は低下するのです。私たちの体には、皮膚のバリアのほかに、もう一つ異物から身を守る機能が備わっています。これが免疫反応(アレルギー反応)です。免疫反応とは、異物を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能であり、皮膚、鼻、眼、気管支などに反応が起こります。化粧品にかぶれたり、炎症を起こしたりするのも、異物が皮膚から入り込んでしまった際に、その異物を排泄しようとする反応です。

[関連情報]
POLAのアンチエイジングアライアンス
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ポーラの化粧品情報
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